世界が終わるまでは。

僕達は
いずれ死にます。

すくなくとも今の科学技術では。

お付き合いしていても
いずれ別れは来るし、

ローンで家を新築しても、
永遠ではありません。

お金をいくら稼いでも
あの世には持っていけません。

今、無農薬畑をやっているんですけど、
簡単に言うと、
家庭菜園みたいなものですが、

無農薬うんぬん以前に、
土が全然ないんです。

なので、
司令官に、
土を持って来てもらうのですが、
落選したら、
近いうちに
また引っ越す事になるでしょう。

だけど、やるんです。
手間暇かけて丁寧に、やるんです。

諦めないとか、そういうんじゃなくて、
諦めて、やるんです。

いつか終わるの分かってて、
それでもベストを尽くすんです。

人は、いずれ死にます。
100年後かもしれませんし、
明日かもしれませんし、
わかりません。

だけど、やるんです。

どうせ終わるなら、
やっても意味ないと思ってしまえば、
すべてが虚しくなります。

あの世に何かを持っていけないとしても、
この世に何かは残せます。

だから、やるんです。

それも嫌々ではなく、毎日楽しくやるんです。

そこになんの意味があるのか？

自分なりに答えを言う事は出来ますが、
本当のところ、それは分かりませんし、
損得勘定で動いてほしくないのです。

見返りを求めずやる事に意味があるからです。

だから楽しくやるんです。
（嫌々やったら、見返り求めちゃうでしょ。せめて。）
自分の証を残すために。

良かったなぁと思ってもらうために。

答え合わせはあの世でええねん。

世界が終わる前に、聞かせておくれよ。
あなたの生き様を。