ninaruオンライン教室
寝かしつけの「超基礎」講座
7月1日(火)14:00〜15:00受講
日本の子どもは世界一睡眠不足。
17の國と地域で、
0~3歳の子どもを対象に行われた西暦2010年の調査で、
日本は最下位、11.62時間。
トップはニュージーランドの13.31時間。
【睡眠は子ども自身にとって大切なもの】
新生児の睡眠は一日の約3分の2寝ている。
2歳児でも1日の約半分、寝ている。
體や神経の発達、免疫力にも影響する睡眠。
様々なホルモンも、睡眠覚醒のリズムに従って分泌される。
急激に脳も體も発達するこの時期の睡眠は、とても大切。
研究でも判明!睡眠不足が子どもに与える悪影響。
・イライラ不機嫌な行動が増える
・将来の肥満につながる
赤ちゃんの時の睡眠があったか無かったかで、将来にも影響を与える。
【よくある子どもの睡眠トラブル】
・夜中、1~2時間おきに起きる(抱っこ/授乳でないと寝ない)
・寝つきに30分以上かかる(お布団に置くとすぐ起きる:背中スイッチ)
・早朝に目を覚ましてしまう
〈2、3歳頃~〉
・夜中に突然激しく泣き叫ぶ
・「絵本読みたい」などと要求してなかなか寝ない
・朝起きられない
【子どもの睡眠の誤解】
誤解1
21時に寝れば睡眠は十分とれる
→6時起床なら、実は21時だと遅め。もう少し早く寝るほうが◎。
誤解2
大人より暖かくして寝かせたほうが良い
→子どもは暑がり!
産まれたての時期を過ぎたら、大人より涼しい室温&服装が適してる。
【乳幼児に必要な睡眠時間】
アメリカ国立睡眠財団の推奨
0~3か月 14~17時間
4~11か月 12~15時間(WHOは12~16時間)
1~2歳 11~14時間
3~5歳 10~13時間
様々な研究結果によると夜の睡眠は10~12時間とる。
【早寝早起きで睡眠がスムーズになる】
①赤ちゃんには早寝早起きが合っている。
②生後3か月頃~幼児期に必要な夜の睡眠時間は10~12時間
↓
つまり、
6~7時台に起きて、
19~20時台に寝させる。
のがオススメ。
【体内時計を整える】
体の中で、時計のように時間を刻んでいる細胞=体内時計。
メインの体内時計は脳にあり、その他、身体の様々な場所に存在。
体内時計のリズムは、24時間より少し長いので、
時刻合わせをしないと、だんだん遅寝遅起きになってしまう。
なので、地球の24時間のリズムに合わせることが大切。
体内時計を地球のリズムに合わせるために重要なのが、光。
朝
・起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
夕方(寝る1~2時間前)
・証明をオレンジ色に
・テレビ、スマホ等は控える
ルーティーン
毎日同じ行動を同じ流れで行うことで、「これから寝る時間だよ」と教える。
小さい頃から親子で習慣づけていくことが大切。
就寝前のルーティーン例
お風呂
↓
授乳、ミルク
↓
歯みがき
↓
絵本
↓
暗い寝室へ
↓
子守歌
(※成長とともに、トイレなど加える)
研究で判明!
ルーティーンを行う日が多ければ多いほど、睡眠トラブルは少ない。
【お昼寝と夜間授乳の目安】
生後6~9か月 お昼寝3回→2回 夜間授乳1回
生後9か月~1歳すぎ お昼寝2回 夜間授乳0~1回
1歳すぎ~1歳半頃 お昼寝2回→1回
3歳 お昼寝をしない日が多くなってくる
【乳幼児の寝室は、安全性が大切】
乳幼児突然死症候群
健康な赤ちゃんが、寝ている間に突然亡くなってしまう病気。
リスクを下げるためにできること(厚生労働省)
1、1歳になるまでは仰向けに寝かせる
2、できるだけ母乳で育てる
3、禁煙
→アメリカでは、さらに細かい推奨が出されている。
【安全な寝室の整え方】
ベッドとお布団
・ベビーベッドが◎。お布団なら、別々のお布団を並べる。
寝具
・掛け布団、枕は無くて大丈夫。代わりに、おくるみやスリーパーを利用。
おくるみに関しては、寝返りする前に卒業させる。
・敷布団は硬いベビー用マットレス。シーツもしわがないように敷く。
グッズ
・ぬいぐるみやクッションなど、柔らかいものは近くに置かない。
・ベッドバンパーや寝返り防止クッション:アメリカで事故報告あり。
・転落防止用のベッド柵:乳児が使用した事例で、日本でも事故報告が複数あり。
【寝室の温度と明るさ】
室温、温度
室温20℃、湿度40~60%程度
エアコンの設定の例
夏は25~27℃、冬は18~20℃。ちょっと涼しめがいい。
明るさ
遮光カーテンを利用して夜は真っ暗に。
授乳、おむつ替えのときだけ床置きライトを使いましょう。
天井のライトは使わない。眩しいから。
直接、赤ちゃんの目に光が入らないようにする。
【寝室の音】
ある程度、静かな環境。
物音で起きてしまうときはホワイトノイズ
→物音をかき消すことで眠りやすくなる。
そういうアプリもある。
ホワイトノイズの研究結果
・新生児の赤ちゃんに、ホワイトノイズを聞かせるとよく寝た
・大人でも、物音がうるさい場所ではホワイトノイズをかけたほうが睡眠の質がよかった
【寝かしつけが関係する夜泣き】
夜泣きと寝かしつけの関係
ノンレム睡眠レム睡眠で、
眠りが浅い時に赤さんが起きてしまい、
周りにお母さんお父さんがいないと、ビックリして泣いてしまう。
そういう夜泣きがある。
周りにお母さんお父さんがいなくても、
びっくりせず、また自然と寝つけるように、
赤さん自身の力で寝つくことを教えてあげる。
【生後6か月頃からの寝かしつけ】
生後6か月から1歳半頃の健康なお子さんで、
生活リズムや寝室環境が整っていても、夜、何度も起きてしまう…
寝かしつけ方法を一氣に変えることで、改善することがあります。
=いわゆる「ねんねトレーニング(メソッド)」
研究で判明!ねんねトレーニングの効果と悪影響
・平均でも80%以上の子どもに有効。効果は少なくとも3~6か月続く。
・5年間の追跡調査で、悪影響はないという結果。
【ねんねトレーニングメソッド】
・見守りネンネ
お布団のそばに座り、声かけやトントンで寝かせる。しだいに見守るだけに。
↓
・離れてネンネ
最初はそばに座り、泣いたらあやす。だんだん距離を話す。
↓
・ひとりでネンネ
最初から部屋を出る。泣き続けたら時間ごとに部屋に入り、声かけする。
まずは生活リズムや寝室環境。それでも改善しなければメソッドに。
この順番は、必ず守ってください。
【ほどほどに、前向きに取り組みましょう】
赤ちゃんの睡眠は、赤ちゃん自身の成長発達/保育園入園/旅行・帰省といった刺激によっても、一時的に乱れることがあります。それ自体は悪いことではありません。また、生活リズムや寝室環境を完璧に整えれば避けられるものでもありません。
無理のない範囲で、前向きに。できる工夫をしてみてください。
【乳幼児の睡眠改善アプリLullaby(ララバイ)】
夜泣き改善アプリ「ララバイ」の紹介!
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個別ねんねスケジュールで実現できること
・育児スケジュールの記録(睡眠・授乳・排泄等)
・おすすめの睡眠時間の表示
↓
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③ねんね相談(有料)
小児スリープコンサルタントとのマッチング
【よくある質問コーナー】
生後1ヶ月は生活リズムを整えたほうがいい時期。
体内時計の発達は1月半から3ヶ月くらい。
夜間授乳のタイミングは、お母さん次第。
夜中に、すぐ抱っこ、すぐ授乳じゃなくて、寝られるかな?と試してみて、
ダメなら抱っこ、授乳をすればいい。ダメもとで試してみる。
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